接客業はつらいよ! あけすけビッチかんどー日記!

昭和のメスの生き残りとして、ぎりぎりまで足掻く35過ぎ、おんな盛り。特技は人を愛することです。継続性はございません。

「洋楽・邦楽」「洋画・邦画」という言葉は無くした方が良い

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こんにちは、かんどーです。


現在、セブ島に語学留学に来ています。フィリピン人の先生に親しく接してもらいながらのマンツーマン英会話は格別です。先生は本当に優しい。


さて、マンツーマンレッスンももちろん良いのですが、わたしが一日の中で特に楽しみにしているのが「British Communication」というグループレッスン。このクラスはイギリス人の先生が担当しています。


わたしはこの先生の話がとても面白くて大好き。


50代半ばで夫と同じくらいの年齢の先生。この先生はフィリピン人の先生ほど距離感が近くないし、授業もわりとクールなんだけど、たまに爆発的に面白いこと言うんですよ! イギリス人らしいシニカルな笑いを取りに来るあたり、もう最高なんです。


今日の授業のテーマは、


「イギリスのことをU.Kって言ったりGreat Britainと言ったり、イングランドと呼んだりするけど、それはなぜ?」


というもの。わたしはピンと来ました。スコットランドとウェールズは、イギリスであってイギリスじゃない、微妙な立ち位置だから。面白い話が聞けそうだと思い、のめりこんで聞いていました。

知らなかったけど、北アイルランドもイギリスの一部なんですね。


スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの人たちは、国籍上は「イギリス人」ということになりますが、彼らに会って「イギリスの人ですか?」と聞くとほぼ「いいえ、わたしはウェールズ人よ」のように返ってきます。(実際こう返されました)

それぞれが自分の「Nation」をとても大切に思ってる。

たとえ国家として認められていなくても。



その後、授業はそれぞれの英語のアクセントの違いを面白く説明してくれて、爆笑して終わったんですが、ぽっかりと思うことがありました。



どうして「洋楽、邦楽」っていう言い方をするんだろう?

 

 

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J-POPは日本国内のアーティストのことで良いと思いますが、「洋楽」と言う言葉は廃止した方が良い。完全にこれ、「ウチ」と「ソト」を分けているだけで、海外を意識するときにものすごいバリアになってしまう悪魔の言葉。


タイにもインドネシアにも音楽はある。それもイギリスのロックバンドも全部「洋楽」っておかしくない? 映画もそう。「洋画」って言えば英語の映画だと決めつけてしまっては、フランス映画はどうなる? 本当に意味のない分け方。



今はもうそういう言葉を店頭で見ることは少なくなったけれど、わたしの世代(30代後半です)だと、「洋楽」という言い方をすることがすごく多かった。そしてこの言葉によって、どれだけ世界が狭くなっているか、今更になって思い知らされる。



こうして英語を学んでいると、たまにどうしようもなく泣きたくなる。イギリス人の先生から、イギリスの歴史ごと教えてもらっている。



彼は、まったく飾らないで授業をしてくれる。親切すぎるフィリピン英会話の中において、イギリス人の先生の授業は雰囲気が違う。もちろん彼はフィリピン人の先生とも話すし、生徒の答えを待つ姿勢も見せてくれるのだけれど、本当に自然体。こう言っては失礼かもしれないのだけど、とても可愛らしい先生なのだ。


彼は、イギリスのおもしろ動画をわたしたちに見せているとき、それを観ながらツボにはまってしまって涙が出るほど笑っていた。イギリス人が爆笑するのは初めて見ましたw   確かに面白い動画だったけどw   ちなみに観てたのはこれです。

 

www.youtube.com

 

ABBAの曲が大好き、とイギリス人の先生に言ったらなぜかこの動画を観せてくれたwww なんでローワン・アトキンソンいるんだよwww


面白かったので他のも観てみたら、期待を裏切らない面白さだったwww


www.youtube.com



 

このノリは大好きなので、先生と一緒に爆笑しましたw そういえば日本にいるときも、イギリスの車の番組と、古いドラマはすごく面白かった。アメリカンなノリより、こっちの方がわたしは好きなのかもしれない。



実は授業中に心から笑ったのは、この時が初めてで。自分で自分がどれだけ緊張していたのか一瞬で理解できて、恥ずかしいけれどその瞬間、笑い過ぎたからじゃなく、本気でちょっと泣いた。まあ、爆笑して涙が出たように見えていただろうけど。(わたしは脈絡なく大泣きすることや大笑いしてしまうことがたまにあります)



 

あの瞬間、来て良かったなあって思った。


そして、あの日を境にわたしは、周りの友達とすごく自然に話せるようになった。自然に笑って自然に驚いて、自然に怒ることもたまにあって。接客業の自分をやっと脱ぎ捨てられた気がします。まあ、英語で接客トークを練習しているので、すぐにそっちのスイッチも入れられる状態なんですがね。

 

 

わたしの中でイギリス人は「怖い人」「人を見下す人」みたいなイメージがありました。実際その先生も、生徒に媚びる人ではないから、最初は少し怖かった。


でも、最初からオープンにするかどうかの違いがあるだけで、ある一定の壁を越えたら、必ず人と人は付き合える、分かり合えるってわかった。怖がっていても始まらない。こちらから話しかけてみたり、共通の話題を見つけて話をすることで、人と人は理解しあえる。


海外でのビジネスなんて夢のまた夢……と思っていたけど、実はそんなことないかもしれない。意外と身近なビジネスをただ、国民性の違う外国で展開してみることって、なんかできそうな気がする。(セブにビジネスチャンスがありそうかどうかについては、別の機会に記事にする)



イギリス人の先生のグループレッスンは、わたしにとっては少し背伸びしたクラスです。周りの生徒さんたちは、たぶんわたしより英語が話せる。正直わたしには、何を話しているか内容がつかめないことさえあります。でも、それでも先生の目をみて、何を話しているのか理解しようと喰らいつきます。知りたいことを話しているのだから、自然と前のめり、自然と喰らいつけるんです。そして指名されたら、絶対に恥ずかしがらずに「こう思います」と言うようにしています。


わたしが盛大に答えをはずしても、何も言わないよりは前に進める。


そしてそんなとき、先生は首をすくめて「ヤレヤレ」という顔をする。そんな瞬間も含めて授業だし、そこまで受け入れる覚悟も決まりました。いいじゃん、間違えたってさ。間違いに気づくために授業受けてるんじゃん。何も言わなかったら、何も変わらない。先生はわたしが「間違える」ことに対しては首をすくめてヤレヤレってするけど、黙っていると「ム?」という顔をします。


「黙っているのはダメだよ。まず話しなさい」


ものすごく難しいことなんだけど、先生がこう言ってくれると「まず話さなきゃ」となって、集中力が高まるのです。そして、理解できるはずのない単語の羅列であっても、なぜかイギリスの文化が体内に取り入れられていく。あれ、こんなむずかしい文章なんで理解できたんだ? という超常現象が起こっています。わたしは少し歳を取っているのと、接客業で先生の声色や表情から、話の内容を推測しているというのも大きいです。戦争の話をするときにニコッと笑う人はいないですからね。


とにかく、楽しい。そして「外国」なんてひとくくりにせず、一つ一つの国の文化をどんどん知るって楽しい! 

 

すでに別れがつらくなりそうです。高校のときの恩師を思い出す。どうして先生ってこうも魅力的な人が多いのだろう。


わたしの人生で、今が一番幸せかもしれない。どうして学ぶことはこんなにも楽しいのだろう。一生学んでいたい。今から英文学科とか通っちゃダメなのかな。こんなに楽しいことが世の中にあるってことに、38歳で気づいて、もうどうしたら良いのって感じです。




これから出会うすべての人と、今の気持ちを忘れずに付き合っていこう。なんだか、なんだってうまくいく気がします。海外留学って、こんなにすごいものだったんですね。


タイトルと内容が剥離してしまってすみません。

それじゃあ、また明日!