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接客業はつらいよ! かんどーのよもやま日記!

趣味はスポーツクラブでグループパワーに参加することと走ることです。仕事は接客業です。しばらく下ネタは封印します。

「貧困コンテンツは危険」鈴木大介さんの書くルポに思うこと

小話・小ネタ



こんにちは、かんどーです。


鈴木大介さんが書いている「東洋経済オンライン」の連載がめちゃくちゃ面白いです。


toyokeizai.net

 

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もともと、貧困層を取材して本を出していた鈴木さんですが、41歳の若さで脳梗塞となり(ツイッターで知ったときは心底びっくりした)、病気のことも本にしています。

 

脳が壊れた (新潮新書)

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執筆のスピードは落ちているのかもしれませんが、東洋経済オンラインの連載は濃い。今までの鈴木さんの体当たりルポ含め、アウトローな路線を取材してきた最前線の人、メディア、世論すべてに対して鈴木さんなりの考えを述べる側面もあり、どっしりとした読み応えの記事になっています。

さらに、同コンテンツ内では、ノンフィクションライターの中村淳彦さんも鋭意執筆中。こちらの方の記事は、女性の貧困を切り取ったルポです。中村さんの記事では、貧困をリアルに可視化しています。沖縄の記事は、正直驚いた。

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貧困がコンテンツ化されることについて

ここからはわたしの考えです。

貧困にあえぐ人をどのように救うか。救うためには可視化して行政を動かしていこう、行政の目が届かない「見えない貧困層」を自分の手で見せて行こう、というのが当初の鈴木さんの考えだったと思います。わたしも考えられるのはここまで。


…だったのですが。もう少し考えが深まりました。

わたし自身が、「若者の貧困」問題を体現している若者と直接関わりをもつ機会がありました。しばらく、その若者との連絡は続き、わたしはその若者をどうしたら貧困スパイラルから切り離すことができるか、リアル奔走しました。

最初は「リアル鈴木大介さんやな…」と思いつつも問題解決に向けてひとつずつ手配をしたり動いていました。しかし途中から、雲行きがあやしくなりました。こちらがどれだけ手配をしても、本人が動かない、もしくは違う道を歩こうとするのです。基本的な思考の構造が、生まれたときからそれを選ぶようにコントロールされているようでした。


実例が出せないのだけれど、食べるものを買うお金もないのに、彼氏に会うためにタクシーには乗るとかそういう感じです。

一事が万事、どうしてその行動を選択したのかが理解できず、適切なアドバイスも言えませんでした。どうしてそのルートを選ぶの? というルートばかり選んでいきました。


最終的に「その人と距離を置く」という選択しか取れませんでした。


わたしの仕事が行政と直結していて、そういう人を一人ずつ助けていくのが仕事なのだったら、もう少し付き合ったかもしれない。だけど、根本的に変わってくれたかどうかはわからない。どこかの施設や機関に預けて、適切な社会保障を受けられるようにすることだけで精一杯かもしれない。


「貧困コンテンツ」は、興味本位で貧困層のことを眺めるのが危険だと言っていますが、わたしは存在意義があると思います。こういう世界が世の中にあるのだと知っているだけで、「理解できない行動をする人」がいるということを心の片隅に置いておければ、行動が変わります。



「高卒以上」の壁

貧困そのものを解決するのは、今の日本では正直難しい。体を売って、ぎりぎり食べていけるだけなんておかしいけど、それでも今の日本では難しいと思う。社会生活に求められるものも「高卒以上」となっていて、その中には「それなりの家庭環境で育って協調性のある高卒以上」という意味が含まれる。

同質性が高く求められる職場などにおいて、協調性がないと一気に弾かれる。高卒以上であっても、入社はできてもすぐに弾かれる。その弾く手間をはぶくために「高卒以上」という壁を設けているのだと思う。

求人情報誌やネットで上位にくる求人はほとんど、高卒以上になっています。これに絶望する人は多いでしょう。学歴不問の仕事はキツイものばかり…そんなふうに感じてまた絶望する。


わたしはそんな負の連鎖を止めたい。すごく小さなことだけど、うちの会社は学歴不問で面接しています。面接した段階での協調性や実力が足りなくても、人間性を補完する研修も適宜行って、一人でも二人でも、「仕事楽しいです!」と笑って周りの人より少し高いお給料を持って行ってほしい。(ウチは実力が伴えばお給料が高いです)

根性のある若者が大好き。負の連鎖なんかに負けんなよって思う。



どこまでできるかわからないけど、学歴不問で求人を出すのだけはやめずにいようと思っています。行政を動かす、とかはできないけど、自分の考えていることを反映させて会社を経営していきたいから。



そうそう、上記の記事もそうだけど、東洋経済オンライン自体も、読んでいて面白いです。

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興味のあるところから、世の中のことを知るニュースに近づけるっていいですよね。何事もそうなんだけど、興味がないのに「みんなの話についていけないと困る」から無理にニュース見ても頭に入らないです。


やっと自分に合うニュースサイトがみつかって、ほっと一息ついている今日この頃です。


それじゃあ、また。







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