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接客業はつらいよ! かんどーのよもやま日記!

趣味はスポーツクラブでグループパワーに参加することと走ることです。仕事は接客業です。しばらく下ネタは封印します。

しあわせな一人暮らしの記憶

小話・小ネタ





こんにちは。仕事は接客業、趣味はランニングと読書の貫洞です。



注:今日はいつもの股のゆるい感じじゃないです。ものすごい個人的な思い出し備忘録。どこも縦読みになってないしクスッと笑える箇所もほぼないです。




ここから本文



その日わたしは朝から行きつけの美容院に行った。この美容師さんとはかれこれ4年のお付き合いになるけれど、わたしの性格をよく理解してくれて、それまで苦手だった美容院にいる時間が、この方に出会って楽しいものに変わった。この方は一度お店を変わったけど、わたしもくっついていった。だってその方に髪の毛やってほしいんだもん。可能ならずーっとやってほしい。


そのあと久しぶりにADHDの専門医のところへ行った。この専門医は変に人を薬漬けにすることもなく、かといって本当に眠れないときの薬を出し渋ることもしないので、かなりわたしの心に沿ってくれている。

入院させられそうになった感情豊かな20代から比べて性格が丸くなったのか、年に数回の受診で問題なく生活できてる。

 
 
それらすべてが終わって時計を見たらまだ14時だったので、映画でも観ようかと都心に足を向けた。
 
 
そしたら思い出した。


一人暮らししてたころのぽかんと空いた休日の過ごし方を。




わたしはハードボイルドな20代を生きて、やっと気持ちが落ち着いたのが30歳くらいだった。夫に出会う前の半年くらい、わたしは一人暮らしで恋人もなく、淡々と一人の状態を楽しんでいた時期があった。その頃の気持ちを思い出した。




都心で一人暮らし。仕事は週に3~4日。あとは副業をして生計を立てていた。

副業があるので、仕事が無い日でも夕方から3時間だけ副業とか、副業のための仕入れとか、ちょこちょこと外に出る日々だった。


たまに丸一日休みの日があると、都心に出るのではなく、あえて郊外に足を延ばして、イオンモールをぶらぶらするのが好きだった。よく行ったのは、南砂町のSUNAMO(スナモ)。お昼ごはんを家で食べてから午後に出かけていくことが多かった。

施設の名前こそスナモだけど、イオンも入っているし、複合ショッピングモールだから、郊外のイオンとほぼ同じ。一階にホームセンターや輸入食品のKALDIが入ってて、安くてかわいい帽子屋さんや靴屋さんが並ぶ。

2階に上がるとやっぱり安くていい感じのお洋服屋さんが軒を連ねてて、アクセサリーやパワーストーンなんかもあった。ユニクロもあったから洋服や下着はほとんどここで買った。

3階に上がると大好きな本屋さん。大型書店だから行くと2時間くらいいることもあった。新刊チェックして、読みたそうな本を絞り込んで、ちょっと立ち読みして、買う本を決めて帰る。その足でゲームセンターをひやかして、特になにもしないでフードコートに行く。

フードコートで何か食べることもあれば、食べないこともある。8割方、食べないで帰ってた。そのまま1階に戻る。KALDIで甘いコーヒーの試飲をもらって飲む。


1階のホームセンターで犬や猫や熱帯魚をずーっと眺めて、それから掃除道具や入浴剤をたっぷり買う。入浴剤はふだん使いのやつとたまの贅沢用に分けて買う。トイレの芳香剤もこだわって好きなのを買う。掃除道具はとにかく床をピカピカにしたかったから、クイックルワイパーのワックスタイプとウェットタイプを2つくらいずつ買いためた。お手洗いをピカピカに磨くためのトイレクイックルも買う。


それらの買い物が終わると、隣接しているイオンスーパーで焼き立てのパンを買ったり、お惣菜を買って帰路につく。


両手は荷物でいっぱい。「この荷物は、わたしが生きるために必要なもの。重いのはわたしが生きているあかし」そんな風に思ってた。少し贅沢な買い物をして、1日で1万円くらい使っちゃうこともあったけど、ここで買い物をするのは月に1度だからあまり気にしないで使ってた。


帰宅すると冷蔵庫にしまうものをしまって、それぞれのモノをそれぞれの定位置に置き、ランニングウエアに着替える。3時間くらい買い物していたけど、まだ夕方で外は明るい。身軽になって走りに出るのが常だった。


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1時間ちょっとかけて、10キロを走る。公園の周りを走るので緑が多くて気持ちがいい。気が向くと歴史名所のある場所へ走って行った。日が沈むころ、汗ばむ体で帰宅する。

お風呂にお湯を張る。ぜいたくな方の入浴剤を入れる。いい香りの入浴剤が、ちいさなアパートの部屋中をいい香りで満たしていく。隣人がドアを開けて帰宅したのが音でわかる。集合住宅は壁が薄いのが嫌だというけれど、わたしはあまり苦にならなかった。完全防音の部屋だったら、むしろ怖かったかもしれない。わたしは自分の部屋が好きだった。


本を読みながらゆっくりお風呂に入り、簡単に夕飯を食べて、また本を読む。家にはテレビを置いていないから、無音。ピカピカの床にじかに座って、壁に背をつけて座って読む。


夜がおちてきた窓の外を見る。


そうやって一日が、おわる。




あの一人暮らしの独特の時間の流れは、わたしの宝物のひとつだ。人生で幸せな時間を思い出すとき、わたしはあの都心のアパートでの時間を思い出す。少し老けたことでめんどくさい女のいざこざから逃れ、見た目に対する依存からも抜け出て、やっと普通に生きることができるようになった瞬間だった。

誰にも依存していなくて、誰もいなくても生きていけた。仕事は自分で時流を読んで見つけていた。需要が高いところに自分の得意なことをぶつけていけば、労力は少なくてもそこそこの高時給がもらえることをわたしは知っていた。わたしは週3~4日しか働かずに都心で一人暮らしができるくらいには、世の中のことをわかり始めていた。



今、わたしは夫と生きている。夫と暮らして、一緒にお風呂に入って、ささやかな幸せを積み重ねている。これを絶対に失いたくない。手放したくない幸せだ。


ときどきわたしは、あの都心のアパートで一人暮らしをしていた時間を思い出す。もしもわたしが一人で生きていかなくてはならなくなった時に、人に言えないような暮らしをしたくない。一人でも、何物にも依存せずにしっかりと生きていきたい。(そういえばあの一人暮らしの時期は自慰もほとんどしなかった。精神状態が神がかっていた)


適度に仕事して、適度に走って、少しの友達とたまに会って、好きな食べ物を少しだけ食べたい。




 
翻って、そんな思いにふけっていた水曜のことだが、結局この日映画は観なかった。池袋で喜多方ラーメンを食べて帰宅した。
 
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思い出し日記でした。


それじゃあ、また明日!



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