接客業はつらいよ! あけすけビッチさおりたん日記!

さおりたんは現代に生きる、不器用なジャンヌ・ダルクです。貞操観念はありません。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

街中がもっともっとビビッドになればいいのに

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わたしは旅が好きだった。特に、海外を旅することが好きだった。

 

過去形にしたのは、今はもう旅がわたしにとって特別なものではなく、もっと自由に、自分が生きやすい街で仕事をしていいじゃんと思うようになったから。仕事と仕事の間に旅をすきまなく詰め込む生活も楽しかったけれど、もう、仕事そのものを海外でやりたい。わたしの欲望はどこまでも、深い。

 

 

ただし、海外でビジネスをするといっても、みんながイメージするような「パソコン一台で自分は海外にいてもビジネスできる」といったものではない。そういうやり方で海外に滞在することを、わたしはあまり望まない。

 

わたしが若かったら、それこそハンバーガーショップで働きながら英語を覚えて現地に慣れていくような滞在が望ましい。今はもう若くないので、ハンバーガーショップでは採用されないだろうから、別のやり方で飛び込む。(これはもう少ししたら詳しく書く)

 

 

海外旅行で一番楽しかったのはどこ? とよく聞かれるのだけれど、正直楽しかったところは好きすぎて何度も継続的に行ってしまうので、なんというか「楽しかった思い出」という感じにならない。

 

「あーまたあそこ行ってダラダラしたいわー」

 

というようなかったるい感じの滞在は「楽しかった思い出」とはちょっと違う。そういう意味で、わたしが一番楽しかった旅は、フィンランド、ヘルシンキではなかろうか。

 

 

ヘルシンキの街は、適度に朝は寒く、人はそこまで人懐こくない。東南アジアしか行ったことがないわたしにとって、ヘルシンキはそこそこ冷たく感じた。誰も話しかけてこないので寂しかった。(のちにそれは東京も同じだと気づき、ああ、そっかと思い直す)

 

しかし、なぜか心が踊ったのだ。

 

ヘルシンキは、東南アジアだけを旅していたら絶対にわからないものを持っていた。それは、ビビッドさだ。ヘルシンキの街を歩く人はタバコを吸いながらタトゥーを見せている。音楽は激しいものが好まれる。伝統的なものをたどれば甘くやさしいイメージのヘルシンキも、現代の姿はまた少し違ってくる。

 

ヘルシンキは、色鮮やかだった。少なくとも、旅人のわたしの目をぱっちりと開かせるくらいには、鮮やかだった。海沿いの露店で売っているベリーの赤、紫、リンゴの緑と赤。街中にあふれるオレンジ。道行く人が着ている服のあざやかな青、黄色、緑。

 

そして道行く車のおしゃれなこと。車メーカーが渾身のデザインを施した筐体を、ビビッドな色でカラーリングしているので、とにかく美しい。

 

同じ車でも、日本では白と黒が売れているよなあ…と思いながら歩いた記憶がある。そんな中、日産のマーチはかわいらしい水色で、よく街になじんでいた。

 

 

一年の間で夏がとても短いフィンランド。その貴重な夏を享受するかのように、夏のフィンランドへ行った。わたしが見たフィンランドは、昼間は暑いのに朝はとても寒くて、白夜なのでいつまでたっても明るくて、ちょっとめまいがするような国だった。

 

どこへ行っても色がとても多かった。わたしは多動があるので色の多い場所は基本的に好まない。木の色だけで、ライトも間接照明一つとかにしてほしい。

 

しかし、フィンランドで受ける色の刺激は、嫌なものではなかったのである。何と言うか、日本のレトロな着物の色とおなじで、美しいからこれはいいか、という変な許しが自分の中から出たのだ。

 

 

わたしが好まないのは、日本の家電量販店のような、ちょっとがちゃがちゃとした色合い。たぶんあそこは照明が明るすぎるのもあって、わたしはすぐ疲れてしまう。働いていたこともあるけど、結構疲れていて、恋もしてなくて、ジョギングばかりしていた。

 

 

話を「海外旅行で楽しかった場所」へ戻すと、フィンランド、ヘルシンキだった。

 

どこか澄ました顔で、東京のような万能感があり、そしてビビッド。わたしはあの街で、色の持つ美しさを思い知らされた。そうして、船に乗ってすぐに異国へいけるあの街に滞在したことで、人はどんなふうにでも身軽に動けることを思い知った。たぶんあの街が、わたしの心に羽をつけてくれたのだと思う。

 

食べ物はあまり合わなかったし(東南アジアにいるときよりお腹をこわした!w)、誰も話しかけてきてくれなかったし、物価が高くて何をするのも大変だったのだけれど、わたしのなかでフィンランドは、やっぱり特別なのである。

 

 

いつかもう少し英語を話せるようになったら、フィンランドでゲストハウスにゆっくりと滞在してみたい。通り過ぎるだけになってしまってもいいから、あのビビッドな服を着た人たちと、もう少し深く関わってみたいのだ。

 

 

ああ、日本の車はなぜこんなにも白と黒ばかりなのだろうか。

 

答えは簡単だ、白と黒が、一番下取り価格が高いからである。もっとビビッドな色に価値を見出してくれると、日本は少し明るくなるとおもうのだが、どうだろうか。

 

選挙にちなんで日本のことを考えてみました。適当ですみません。台風で投票率下がりそうですね。

 

それじゃあ、また明日!