接客業はつらいよ! あけすけビッチかんどー日記!

昭和のメスの生き残りとして、ぎりぎりまで足掻く35過ぎ、おんな盛り。特技は人を愛することです。継続性はございません。

映画「メトロマニラ 世界で最も危険な街」がつらすぎた話

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こんにちは、かんどーです。昨夜も遅くまで映画を観ていました。これです。

 

メトロマニラ 世界で最も危険な街

 

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この2分間の予告編を観るだけで、どんな映画なのかは伝わると思います。救いのない貧困と騙し合い、信じるものは自分だけ、家族を守りたいという思念が映像の中で交錯してストーリーが進んでゆきます。


あらすじは書きませんが、物語のスタートは、フィリピンの片田舎で一生懸命米を作っていた「オスカー」という青年を中心とした家族が、米を作っても生活できない(買いたたかれる)ところから始まります。彼には子どもが二人おり、妻のマイは子どもを抱きながら米作りを手伝っていました。

「これじゃあ生活できないわ」
「マニラへ行って仕事を探そう」

こうして困窮した家族がマニラへと移り住むのですが……


もう、想像した通りのイヤな出来事が次々と起こります。途中で「もう観ていたくない……」と泣きだしたくなるような映画でした。それでも見届けたかった。この映画がどう落としどころを付けてくるのかを。

ストーリーは顕著に展開していくし、アメリカン・ドリーム要素ありで普通に退屈することなく観られるでしょう。「ちょっと暗い話で面白い映画無いかなあ」って人にはこれがいいよって思う映画です。




全体通して展開は速く、テンポも良く、俳優陣の演技にも魅入るものがあります。そして映像として言えば、マニラの雑踏を歩く俳優、時折入る異音(嫌な周波数帯の音)が物語のゆくえを示唆しているような気持ちになります。誰もが最悪の事態を想像しながら観てしまう作品です。


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結末や後味には触れずにおきます。


もう、日本の常識とかまったく通用しません。人が信用できなさすぎて冒頭からすでにつらいです。「人の笑顔があったかいフィリピン」をイメージしている人にはつらいかも。これは世界で最も危険な街マニラが、どう危険なのかをひとつの家族ドキュメンタリーのような手法で観せてくる映画です。



ただ、この映画は素晴らしい作品です。マニラの「今」をきちんと切り取っている。フィリピンには本当に貧困にあえぐ人がいて、その人たちの日常には、どんな旅慣れた観光客でも入っていけない世界がある。すぐそばにあって、でも立ち入れない。


映画に登場するようなスラムエリアや、大きな住居ビルなど、セブでも同じような建物を見てきました。マニラとはまったく異なるけれど、気候と全体的な色はおなじなので、ちょっと見ていて苦しくなりました。



連日、仕事がおわったら映画を観るか小説を読むか漫画を読むか、みたいな生活をしています。作品世界は暗いものばかり。今はそれがわたしの求める世界。


どんな暗い世界にも希望はあるって? いや、無いから。
無いときは本当に無い。


それが環境によるどうしようもない貧困であるならば、それはもう回避のしようがなくて、一発逆転を夢見て日々をただ生きる生活になる。

それが自分の中にある闇との戦いであるならば、折り合いをつけて早くその状態を脱しなければならない。



どちらがつらいか、前者に決まってます。どうにもならないんです。闇から抜け出す方法が無いんです。本当にひどい世界がこの映画を観るだけでも充分理解できることと思います。


この映画を観る気持ちになった人は、これだけ覚えておいてください。


1ペソ=約2,5円です。

500ペソは1,250円です。
1000ペソは2,500円です。


これを知っているだけでも物語が理解しやすくなりますので。お金の話は冒頭で出てきて、ここを理解するだけでちょっと違うと思ったので書いておきました。


お時間のある方は何かしらの手段でもって、この作品観てみてください。息もつかせぬ展開なので、あっというまに観きれると思います。こんな生活なので最近寝不足ですw


でも、夜をこうして過ごしているから、お酒も飲んでないし夕飯も早い時間にちょっと食べるだけになってて、胃がとても軽い。体調は良いのか悪いのかわからないけど、先週よりはメンタルの調子は良くなったみたい。



あと少しできっと、闇から伸びてくる手の夢で目を覚まさなくなる。
それまでもう少し、こういう世界に身をうかべるようにして夜の時間を過ごしたい。


それじゃあ、また明日!