接客業はつらいよ! あけすけビッチさおりたん日記!

さおりたんは現代に生きる、不器用なジャンヌ・ダルクです。貞操観念はありません。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

【続】フィリピンのテロとわたしの先生の話

スポンサードリンク




こんにちは、かんどーです。以前、こんな記事を書きました。


フィリピンのミンダナオ島、マラウィ市で起きたテロに、わたしの先生の家族が巻き込まれました。先生は何日か学校を休みました。久しぶりに会った先生は、とても悲しそうな目をしていた。

 

www.kandosaori.com

 


この後日談です。


先生は、学校をやめてしまいました。わたしがそれを知ったのは、ほかの先生からプレゼントと手紙を手渡されたからです。ピンクの紙が手紙です。何が書いてあるのか、読んだら涙がこぼれてしまいそうで、夜、ホテルの部屋に戻るまで開くことができませんでした。


ていねいにラッピングしてくれて、手紙を中が見えないように、ホチキスで留めた状態にしてくれていた。その先生と仲が良いのであろう先生が、ちょっと気まずそうに「あなたが、かんどー…? これ」と手渡されたのでした。


たぶん、わたしの顔は青ざめていたと思います。プレゼントを渡されるということは、もう二度と会えないことを意味します。そう思ったら、ちょっととてもじゃないけどその場に立っていることさえ難しかった。

f:id:keisolutions:20170603121053j:plain


でも、学校は一時間たりとも休まないと決めていたから、代行の先生で授業を受けました。代行の先生は、わたしが涙目なのを見て、「今日は英語の早口言葉で遊んで、その後フィリピンで有名なゲーム教えてあげる!」と言って、ずーっと子どもをあやすみたいにわたしと遊んでくれました。



★★★


ホテルに戻り、手紙とプレゼントを開けました。


手紙には、英語がそこまで理解できないわたしでもわかる、悲しい表現が書かれていました。内容は書きませんが、先生は自分のことを「悪夢」と表現していました。悪夢なのはテロであって先生じゃないのに。


そして「フィリピンを嫌いにならないでね」って書いてありました。



……なるわけないじゃん。。大好きだよ。。




プレゼントは、「I♡PHILIPPINES」と書かれたかわいいカップ。マグカップじゃないです。飾っておくような小さなカップです。

f:id:keisolutions:20170603121039j:plain


どんな気持ちでこれを選んでくれたのだろう……手紙を読みながらこのカップを手で包んでいると、涙がこぼれて、先生に会いたい気持ちがどんどんふくらんでいきました。


いや、会うなんておこがましい。この大変なときに会うなんて。でも…先生が今この瞬間、どこかで生きていることだけでも知りたい……



わたしは、プレゼントを手渡してくれた先生を中心に、「お願いします、〇先生の連絡先を教えてください」とお願いしてまわりました。ある先生が、わたしを手招きしました。そこには複雑な表情の先生。

「わたしは彼女の友達だから、facebookくらいだったら教えてあげられる」

と、手早くわたしのスマホに〇先生のアカウントを入力してくださいました。



これから、先生にメッセージを送ります。


迷惑にならないように、短いメッセージを送ります。
先生、もう先生じゃなくなっても、わたしは先生と過ごした時間が楽しかったよ! 初日、ド緊張しているわたしがした「海外の友達と話を弾ませたい!」というリクエストにばっちり答えてくれて、1時間の授業の間、本当の友達みたいに話してくれたのは忘れられません。

「あー、それわかるー!」
と共感してくれて、うまく話が伝わると、うんうん、と聞いてくれた後で超爆笑するの! 心から楽しい! っていうハッピーオーラ全開の先生だった。


元気な先生とは、もしかしたら今回の滞在中、もう会えないかもしれない。


でも、もし願いがかなうなら、別の形でもいいから先生と再会したい。


とりあえず、メッセージのやり取りからはじめてみます。わたしはセブに来て少し変わったみたい。効率を求めるなら、こんなことしてるより、新しい先生の授業を取り直すことが優先されるよね。でもどうしてもそうできなかった。一度でも優しくしてくれた人に無碍な態度なんて取れないよ。


勇気出して、これからメールしてみる。
朗報が伝えられると良いな。
とりあえず、今日はここまで。


それじゃあ、また明日!